睡眠とホルモンで体質改善

睡眠と関係するホルモン1 – コルチゾール
副腎皮質から作られるホルモンで、ストレスにより増えることからストレスホルモンとも呼ばれます。脂質や糖質、たんぱく質などの代謝に作用します。またコルチゾールの過剰な増加は免疫機能の低下や筋肉を落とす原因などにもなります。

コルチゾールは睡眠中のエネルギーの代謝を促す働きをします。
体内に溜め込まれたエネルギーは睡眠時に消費されないわけではなく、コルチゾールの働きによりしっかりと消費されているのです。
しかし、就寝前(約2~3時間前)にエネルギーとなる食べ物を摂ってしまうと、睡眠中の代謝は蓄積されているエネルギーではなく、ついさっき摂り込んだエネルギーが使用されコルチゾールが作用しなくなります。
使用し切れなかった余分なエネルギーは脂肪として体についてしまうため、就寝前は控えるようにしましょう。

睡眠と関係するホルモン2 – 成長ホルモン
成長ホルモンは体の成長を促す働きをします。子供だった私たちが大人に成長してきたのはこのホルモンがあったからです。身長や骨格の形成など、成長ホルモンの働きによりつくられていくのです。
成長ホルモンが多く分泌されるのは就寝中です(寝る子は育つ所以)。近年は、年齢層が低くなるにつれ就寝時間は遅くなっているようですが、成長ホルモンの分泌には老化防止や美肌などの女性には欠かせない効果が秘められています。ですから出来るだけ早めに休み、生活リズムを整えるのが効果的です。

また、成長ホルモンは肥満改善にも効果があると考えられているホルモンで、代謝を促す働きがあります。しかし、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が弱まり、代謝率が低下してしまいます。

睡眠と関係するホルモン3 – レプチン

食事を終える頃に満腹感が得られるのは、脂肪細胞から分泌されるレプチンが満腹中枢を刺激するためです。
食べすぎて増えてしまった脂肪細胞に反応して、脂肪細胞からレプチンが分泌されるようになっています。レプチンには交感神経を優位にして脂肪分解を促進する働きがあるのですが、睡眠不足になるとレプチンの分泌が抑制されてしまいます。
睡眠時間が一定以下(約6時間以下と言われている)だとレプチンは減少し、食欲をセーブすることが出来ず、エネルギーの消費効率も低下してしまいます。

睡眠と関係するホルモン4 – グレリン

「食べたい」「お腹を満たしたい」「お腹が空いた」という欲求(空腹)を生み出しているホルモンが胃で産生されるグレリンです。
睡眠時間が短い寝不足の状態が生活習慣となってしまうと、食欲を抑えるレプチンの分泌量が減少し、グレリンが増加することが解明されました。グレリンの増加は、食欲を増してエネルギーの消費率を低下させ、太り易い体質をつくり出してしまいます。
グレリンを大量に分泌させないためにも睡眠時間はしっかりと取るようにしましょう





膳所店

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